どんぐりの花言葉
INTRODUCTION
――運命すら届かない、その先へ。
存在に刻まれた「花言葉」が、精霊と守り人の性質を司る世界――。
北の果ての静かな森、苔むした神殿の階段で、
孤独な薬草売りの少女ティエラ(テラ)が拾い上げたのは、一粒の小さなどんぐりだった。
その夜。
家へと持ち帰ったどんぐりから淡い光と共に現れたのは、
白銀の髪とエメラルドの瞳を持つ、手のひらサイズのどんぐりの精霊、リーフ。
「君に会うために、どんぐりを落としたの。拾ってくれて、ありがとう」
その一言から、寂しさを纏っていた日々が、ゆっくりと温もりを帯び始める――。
CHARACTER
-
どんぐり精霊リーフ - リーフ
- 神殿に宿るどんぐりの精霊。花言葉は「永遠の愛」と「もてなし」。子どものような見た目だが年齢は約九百歳。どんぐりを依り代とする。
-
ティエラ(テラ) - ティエラ(テラ)
- 誕生日は12月29日。誕生花はオドントグロッサム。花言葉は「特別な存在」。精霊の隠れた神殿がある森の近くの村に住む十五歳の女の子。
STORY / EPISODE GUIDE
-
序章2 Episodes
千年前、精霊界の予知者アンリムは、誕生間近の「どんぐり精霊」の未来を見ていた。そして、今――。人間界の少女ティエラ(テラ)は、森の神殿で拾った一粒のどんぐりから現れた精霊リーフと出会う。
-
第一章『日常』12 Episodes
契約を結んだテラとリーフの、穏やかな共同生活が始まる。リーフは精霊の力でテラの薬草採取を手伝い、二人の絆は深まっていく。やがてリーフは自らの過ちで先代守り人を失った過去と、契約がもたらす真実を告白する。テラは、リーフと共に旅に出ることを決意する。
-
第二章『旅』135 Episodes
ノーサンロード編44 Episodes
大陸を縦断するノーサンロード。馬車を降り、二人は景色を愛でる「歩き旅」へと踏み出す。道中で出会ったユズリハの精霊ヘリックスと守り人ファラムンド(ファル)を仲間に加え、二人の旅路は賑やかさを増していく。長い旅路の中で、リーフの力や精霊界の理が少しずつ明かされていく旅の序盤。
-
王都編42 Episodes
王都への分岐点、活気あふれる街イーストゲート。ユリアンやカリスとの運命的な出会いを経て、テラは人生で最も温かな誕生日を祝う。リーフもまた成長し、赤いベゴニアに託した自身の想いを自覚し始める。交錯する恋心と深まる絆が、物語を彩り豊かに変えていく。
-
王城生活編34 Episodes
煌びやかな王城での5ヶ月。テラは薬草研究、ファルは装飾工房でそれぞれの才能を花開かせる。しかし、忍び寄る影が王都を脅かし、人々を死の淵へと追い詰める。愛する人を救いたいという祈りが届く時、リーフはついに「あるべき姿」へと覚醒する。そして、物語はついに目的の場所へ。
-
終着編15 Episodes
王都での激動の5ヶ月を経て、テラたちは再び「定住の地」を求める旅路へと戻った。友人らとの別れを胸に、一行が目指すのは大陸中央に広がる人跡未踏の「エルナス森林地帯」。道なき道を進み、幾多の野宿を重ねた果てに辿り着いた森の中心部で目にしたものとは――。
-
第三章『歪み』13 Episodes
旅の果て、ようやく辿り着いた目的の場所。しかし、そこで二人を待ち受けていたのは、世界の理を揺るがす「歪み」だった。その正体を知る時――絆を試す過酷な試練を前に、二人はかつてない決断を迫られる。
-
最終章/後日譚3 Episodes
物語は、二段階のフィナーレへ。優しく繰り返される「夢の記憶」か、それとも光の中へ歩み出す「明日の未来」か。悠久のときを編む歳月が辿り着く、この物語の終着点を見届けてください。