【序章10~11】「それぞれの思い1」
動画はInstagramのリール動画として投稿しているため、動画は縦長でとても短い(60秒前後)です。
また、動画公開時から物語に多少、手を加えているので内容が少し変わっています。ご了承ください。
大人も楽しめる絵本のイメージで物語を書いています。
よかったら読んでください😊
#序章10
(リーフの心のつぶやき)
700年、いや800年ぶり?甘くてとてもいい匂い。
守り人の匂いは人によって違うんだ
君の匂いは・・
ぼくの最初の守り人、
そしてぼくが守り切れなかった守り人、、
あの人と同じ匂い
まるであの人が再生したような
ぼくはずっと昔に、大切なあの人を死なせてしまって
悲しくて情けなくて、今までずっと引き籠ってた
君のことはずっと前から知ってたんだ
君の笑顔も泣いていた姿も
共存関係なんて言ったけど
血の契約はぼくにとって永遠の愛と絆を誓うもの
そしてぼくの力を何倍にも高めてくれるもの
他にもあるけど…
知ったら..テラは怒るかな?
いま君の前に姿を現した理由も言ってないし
でも君は本当に特別で・・
だからぼくは・・今度こそ・・
ずっと一緒に・・
zzzZZZ……
「寝ちゃった?かわいいのね^^」
#序章11
(テラの心のつぶやき)
精霊さん初めて見たけど
本当にいたのね
昔は精霊がいて、精霊が棲みついた土地には精霊の恩恵があって精霊信仰もあった、なんて昔話は聞いたことがあるけど…
精霊ってもうちょっと怖い存在なのかと思ってた
どんぐりの精霊だから
こんなにかわいいのかしら
血が欲しいのか聞いた時
ちがうって言ってたけど
あれは絶対ウソよね
欲しそうにしか見えなかった 笑
だから、あげてもいいかなって思ったの
血の契約の話の時
どんぐりの花言葉を思い出したわ
「永遠の愛」と「もてなし」
絆と守護って言ってたけど
花言葉は性質を表わした象徴的なもの
聞きたい事は色々あるけど
これから一緒に居てくれるなら
いつでも聞けるよね
「おやすみなさい、リーフ」